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中米の小国コスタリカは、国土の1/4が国立公園、または自然保護区という環境保護先進国で、自然を守りつつ、自然を観光資源にするという「エコツーリズム」発祥の地として知られています。太平洋とカリブ海に挟まれた南北2つの大陸の接点に位置する特殊な地形で、低地、中高地に熱帯雲霧林、熱帯雨林、熱帯乾燥林という変化に富んだ3つの大きな動植物生息環境があります。日本の四国と九州を合わせたほどの狭い国土に、全世界の動植物の約5%が生息、鳥類は約9%が生息、野鳥密度がとても濃く、まさに野鳥の楽園と呼べる自然豊かな美しい国です。
コスタリカに約900種いる野鳥の中で、最も感動的な出会いになるのが、世界で一番美しいといわれるカザリキヌバネドリ(通称ケツァール)が属するキヌバネドリ科の鳥たち、世界最小種でハチのようにブンブンと羽音をたてて目前を飛び回るハチドリの仲間、そして大きな嘴が特徴で愛嬌のあるキャラクターグッズのモデルとしても人気のオオハシなどです。勿論他にも鮮やかな色彩、配色で強烈なインパクトを与えるような鳥たちが次から次へと姿を見せてくれます。
キヌバネドリの仲間は世界に38種、中10種がコスタリカで確認されています。最大のお目当てはやはり「幻の鳥」とまでいわれるケツァールでしょう。メキシコ南部からパナマまでの熱帯雲霧林に棲息していますが、環境破壊が進む中、年々個体数が減少し、出会いはとても難しくなっています。体長は35cm程度ですが、特にオスの成鳥は、50〜65cmの4本の長い飾り羽を持っていてとても美しいです。腹部は鮮やかな赤色ですが、頭部から背、長い尾にかけては、本来金属光沢のある濃緑色をしていて、それが光加減で一瞬、一瞬多様な色に変化していきます。その様は実に美しく感動的です。「世界で一番美しい」といわれる鳥と出会うことができた喜びを実感する瞬間でもあります。他のキヌバネドリの仲間も、背中を向けられると地味な鳥に見えるが、腹部の鮮やかな赤色や黄色はとても印象的です。
コスタリカではもう一つ大きな感動の出会いが待っています。それは世界最小種の鳥であるハチドリの仲間です。世界で約320種棲息する中、コスタリカでは56種が確認されています。最も小さなコスタリカノドジロフトオハチドリやワタボウシハチドリは、嘴を含めて全長が6.5cm、体重はわずか2gです。そもそも「ハチドリ」という名前は、「ぶんぶん」という蜂のような羽音を立てることに由来していて、英語の「Hummingbird」も同様の意味になります。実際に見るハチドリは、まさに蜂がぶんぶんと音を立てて飛んでいる、宙に浮かんでいるような様です。ハチドリの中でも特に小さな種は、日中の活動時は毎分500回を超える心拍数になり、30分間蜜を吸わないでいると命を落とすといわれています。この小鳥が蜜を吸うために毎秒50回以上も懸命に羽ばたいている姿を見て感動を覚えない人はいないでしょう。
コスタリカではその他にも体長7cm程度の小さな固有種ドウボウシハチドリやバラエリフトオハチドリ、ミドリボウシテリハチドリ、スミレガシラハチドリなども比較的容易に見ることができます。
ハチドリのもう一つの魅力は、「飛ぶ宝石」と呼ばれるに相応しい美しさです。身を包む金属光沢の鮮やかな色彩が、光加減で多様に変化します。陽の当たらない暗い場所では地味な色合いに見えるハチドリでも、明るい場所では一瞬に目を奪われてしまうほど鮮やかに色に変化します。その様には、観察者も撮影者もただただ息をのむばかりです。また希少種ワタボウシハチドリのオスのように、頭部にある白い綿のような冠羽が、暗いところで光を放つように輝いて見える種もあります。
コスタリカではさらにとても楽しみな出会いがあります。それは熱帯の鳥の象徴的な存在で、全41種すべてが新大陸の固有種であるオオハシの仲間です。コスタリカでは小型のチュウハシの仲間も含め6種棲息しています。巨大なくちばしが特徴のオオハシは、愛嬌があって親しみやすいことから動物園でも人気の鳥として知られています。くちばしの大きさが半分になるチュウハシは、代表種のムナフチュウハシのように歯形模様があったり、目つきが悪かったりで、オオハシとは対照的に恐い印象を与える容姿が面白いです。いずれにせよ動物園でお馴染みの鳥たちが比較的容易に自然の中で観察、撮影できるのがコスタリカなのです。
オオハシのくちばしは、身体のバランスから考えると異常に大きく、特に飛んでいる姿を見ると重たくて結構大変そうに見えますが、実は薄い角質で、中はほとんど空洞で軽いのです。大きいが故に目立つくちばしですが、黄色が基調のサンショクキムネオオハシやニショクキムネオオハシは、一度見たら目に焼き付いて決して忘れることはないほど印象的です。
世界中に分布する配色が見事なゴシキドリの仲間も、オオハシ科に分類されていますが、特に鮮やかなズアカゴシキドリなどは、是非被写体に加えたい鳥です。
また絶滅危惧種で現在ではコスタリカの太平洋側など、ごく限られた一部の地域でしか見ることができなくなった大型の鳥コンゴウインコも、オオハシ同様、世界中の動物園で見られる鳥ですが、やはり自然の中で出会ってこそ、大きな感動を呼ぶ鳥といえるでしょう。
世界一美しい鳥ケツァール、世界最小種の鳥ハチドリなど、まさに多種多様な野鳥との出会いを約束してくれる国、コスタリカ。「感動」を求める旅の目的地として、他に類をみない魅力がこの小さな国にはいっぱいあるといっても過言ではありません。
野鳥撮影の旅は、移動も少なく、じっくり腰を据えて撮影を楽しむ内容になっていますが、見たい鳥を思う存分観察したいと希望される方にも最適なツアーです。
さあ、感動の瞬間を切り取るために、しっかり目に焼き付けるために野鳥撮影の旅に出ましょう。
コスタリカで出会が期待できる美しい鳥たちをスライドショーでご紹介しています。
各20枚 960x640ピクセル Copyright© Naoyuki YAMAMOTO
撮影機材:一眼レフ Nikon D3、D2x + AF-S 600mm F4、AF-S VR 300mm F2.8、AF-S VR 70-200mm F2.8
デジスコ Nikon ED82 + TurboAdapter 28XWDA + Canon IXY 2000 IS + 究具1、2、3
1)マイコドリ、ミツドリなど
2)キヌバネドリ、キツツキなど
3)オオハシ、ハチクイモドキなど
4)ハシ、タカ、フクロウなど
5)ヤマセミ、サギなど
6)フウキンチョウ、タイランチョウなど
7)ケツァール
8)ハチドリ
お客様の作品
20枚 960x640ピクセル Copyright© Isao HISADA
撮影機材:デジスコ Nikon ED82 + 28XWDA、30XWFA + P6000 など
G−Chari様
コスタリカ 9日間 2010年11月19日〜27日
ツアーの詳細
究極の趣味の旅 コスタリカ 10日間 2011年2月4日〜13日
ツアーの詳細 |
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